電撃文庫 「Missing(13)」

綺麗に不吉な巻数で終わらせたねこれ。
ラノベにしてはコアなジャンルで、魔術方面のオカルトを描いた作品の完結編。
萌え要素× 熱いバトル× 恋愛× 推理× カタルシス△と、
ものの見事なまでにソッチの方々にしか好まれない作品だと思いました。
相変わらず真面目に書評する気配が微塵もないのは勘弁ね!
 
恐怖心を煽る演出はピカイチでした。おっかねい。
 
あと魔術戦の描写がやたらかっこよかったので、またその手の資料を
当たりたくなってきました。アレイスター・クロウリーマンセー
… 近代魔術史とか調べ始めると絶対高いんだけどどうしよう。値。
 
そういえばふと瀬名 秀明氏の著作読み返したくなったり。
ブレインバレーとパラサイト・イヴは読んだのだけれども。
どちらもすごく面白く読めたので、ちょっとオススメ。
専門的な単語とか続出するので、わからないなりに楽しめる人じゃないと
最後まで読み切れないと思うけど。僕単語の7割を理解してなかった記憶。
前者は生死観と哲学、脳生理学と民俗学を繋ぎ合わせまくりんぐで
非常にごった煮だったため、キャッキャッと喜びながら読んでました。
 
どんなに難しい学問でも、さわりだけなら面白いです。
 
ところで後半と前半の内容が全く違う件。